A.本の紹介
B.本の目次
C.本の感想
D.本の情報
A.本の紹介
もともとその土地になかった植物を世界中から探してきて紹介するプラントハンター。
アメリカの創成期に世界中から農業に有用な植物を探し出すことを生涯行っていたフェチャイルドの伝記です。
そう、ワシントンDCに桜を植えた人です。
B.本の目次
- 旅の始まり
- 世界を股にかける
- 新たな出会い
- 行き詰まる採集事業
C.本の感想
好きなことだけに熱中して生きていくって実際は難しいです。
理性がある人だと、
それでご飯は食べれる?
生活はどうやって成り立たせていく?
なんて、先回りして考えてしまい。
結局、立ち止まって安全な道を選んでしまいがちです。
でも、世の中に変化を与える人は、そこで立ち止まらずに突き進んでいく人なんだ と思います。
この主人公のフェアチャイルドのように、
そして、それを資金面で応援して、同じ夢を追いかけるラスロップ。
この二人の出会いがなかったら、数々の果物・農作物がアメリカで耕作されるまで何十年も先になったことでしょう。
そして、ワシントンDCで桜が咲くこともなかったかもしれません。
少し厚みのある本ですが、とても読みやすい文章で章分けも細かいので中断しても、読み続けられます。
果物好きはもちろん、植物にかかわっているすべての方に読んでもらいたいです。
おすすめ度 ★★★★★
D.本の情報
題 食卓を変えた植物学者
ーー世界くだものハンティングの旅ーー
著者 ダニエル・ストーン
訳者 三木直子
発行所 築地書館
発行日 2021年5月10日